人をサポートすることを仕事にしている人に必要な視点とは
『ポジティブで前向き』いるほうが良い。
きっとたくさんの人がそう思っているはずです。
たしかに、ネガティブで後ろ向きほど
生産性のないことはないかもしれない。
でも。
今、まさに
ポジティブにいられない人
前向きに考えられない状態の人への
ポジティブで前向きに、
というメッセージは
あなたはネガティヴで後ろ向きですね、
と暗に伝えているだけでなく、
ポジティブで前向きが正しく
ネガティヴで後ろ向きは間違っている
というジャッジの思考を
より強化してしまっているかもしれません。
ポジティブもネガティヴも、
結局はその人それぞれの捉え方次第で
正解も不正解もないのに。
私がコーチとして看護師として
大切にしているのは、
目の前にいる人が安心して普段通りの自分で
心を開いて話せる場を作ることです。
コーチングは目標達成をサポートするものだけど
出来ないことを出来るようにするために
『出来るようになりましょう』
と伝えるのはコーチングじゃないし
もちろんカウンセリングでもない。
例えば
ポジティブになりたくてもなれない人の
ポジティブになりたい気持ちを引き出し、
ポジティブになれない自分を作り出している
足かせになっている思い込みや決めつけを
自ら気づいて無くしていく。
というサポートをするのが私の仕事です。
自分の中にジャッジが多い人には
なかなか気づけないことかもしれないけれど
目の前の人を心から応援したりサポートすることを仕事にしている人にはぜひ、コーチングを学び身につけて欲しい。
無意識のうちに、相手をジャッジしていると
相手は心を開いてくれないだけでなく
本当のことを話してくれなくなるかもしれません。
プロフェッショナルな仕事をしたいなら、いかに相手と信頼関係を築けるかは大切な視点ではないでしょうか。
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